原付バイク乗車中に受傷した交通事故で、損害賠償金が保険会社の提示よりも約5倍アップした事例
有職主婦の40代女性の方がご依頼者でした。原付バイクに乗車中、貨物自動車に
衝突され、頸椎捻挫(むちうち)、多数の打撲を負いました。
事故から7ヶ月足らずの時期で相手保険会社から治療費を打ち切られ、その後も
自費で通院されており、これから後遺症診断となる段階だが、示談書が送られてきた
ということで、当事務所の無料相談に来られました。
主な症状は、頚部痛、頭痛、右腕・右手がしびれるといったものでした。
※ 以下の記載金額は1万円未満を省略しております。
相手保険会社の提示金額
71万円でした。
とくに、主婦の休業損害が、症状、治療状況などを考えると正当に評価されている
とは言い難い金額になっていました。
当事務所が受任しました
依頼者の方とご相談をし、症状が残っていることから、まずは後遺症等級認定の申請
をして、示談の問題はその後に考えましょう、ということになりました。
被害者請求による後遺症等級認定申請
当事務所が代理しました。
MRI画像の所見は軽度でしたが、上に述べた自覚症状と矛盾しないものがありました。
また、ジャクソンテストで自覚症状に一致した異常所見がありました。
主治医の先生が非常に細かく後遺症診断をされたケースでした。
等級認定結果は、むちうちに伴う症状につき神経症状の残存が認められ、後遺症
14級9号が認定されました。
示談交渉
示談交渉も当事務所が代理しました。
最終280万円の支払いを受ける合意に至りました。
14級認定による自賠責からの75万円の支払いとあわせて355万円の支払いを受ける
ことができました。
弁護士加入後、事前提示金額よりも5倍アップした金額をうけとることができたケース
でした。
■ 本ケースは弁護士費用特約の適用がない事案でしたが、当事務所弁護士を信頼していただき、
妥当な事件解決に至ったケースでした。