交通事故によるけがとMRI検査

MRIとは?

かんたんには、磁場や電波を用いて人体内の様子を画像撮影する検査のことをいいます。

 

MRI検査とはどのような検査か? なぜ検査する必要があるのか?

放射線は使用しない検査ですが、帯磁金属やペースメーカーなど禁忌事項があります。撮影中の音が大きく、検査時間は長くなります。

筋肉、靱帯(じんたい)、椎間板(ついかんばん)といった軟らかい組織の状態を見るためにはMRI検査が必要になります。また、MRIは、体のたてやよこなどの面を撮影することができ、色々な角度から身体の状態を確認することができます(MRI検査から判明することはこれらだけではありませんが)。

 

交通事故受傷直後から治療終了までの流れ

 

弁護士からお伝えしたいひとこと

MRI検査時間は長いうえ、その長い時間静止している必要があるといわれています。

長時間の静止はきついかもしれませんが、ご自身の受傷部位に異常所見があるかどうかを医師の先生に明確に診断していただくためにも、検査ではじっとしていただかなければなりません。

 

画像鑑定について

交通事故で受傷し、後遺障害が問題となる事案では、後遺障害等級認定の段階でも、損害賠償請求訴訟の段階でも、MRI検査内容(画像)が立証資料として非常に重要になってきます。

そうすると、画像鑑定が非常に重要になってきます。

 

当事務所では、専門医の先生に画像鑑定を依頼し、鑑定書等を添付して異議申立てを行い、等級が変更された事例が複数あります。

高次脳機能障害、脊髄損傷、頚椎・胸椎・腰椎の圧迫骨折、肩の腱板損傷や靱帯損傷、膝の靱帯損傷などが問題となる事案では、MRI検査は必須といえますし、むちうち・腰椎捻挫のケースでもMRI検査が必要となるケースも少なくありません。

くわしくは、当事務所にご相談ください。